2017年7月20日木曜日

行政学 第9回

①日本の中央地方関係・政府間関係はどのような状況にあるのか?
②地方分権改革にどのような背景があり、何がどのように変化したのか?


上記の問いを一言で答えると

①現状
・地方の運営には国からのお金が多く使われており、自立しているとは言い難い。
・権限においては、文面上は国と地方は対等である。
・人事においては、出向が、国と地方の「人事交流」的な側面を持っているともいえる。

②経緯
戦前:集権・融合の中央地方関係が構築された。集中的分散システム、集権融合型、市町村横並び平等主義
GHQ期:事務とお金の分離はなされたが、完全分離・明確化はしなかった
独立後:GHQで行われた政策の多くは廃止され、戦前への逆コースをたどった
第一次地方分権改革:法制度、権限に関する集権・融合の是正、緩和がなされた。国の包括的な指揮監督権の廃止、機関委任事務の廃止
2000年代半ば以降:財政、事務の分権化に着手されたが、自治の確保と国のコントロールは果たしてどうだろうか






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